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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第62章 結納編 朝


「この一連の動作には、
どんなメカニズムがあると思います?
人が思考をする時、身体を動かす時、
それを総括するのは脳です。
脳にはニューロンとシナプスと言う
神経伝達をしている物があるのですが。
分かり易く言えば、情報を多数の
ニューロンが保持していて
そのニューロン同士をシナプスと言う
回路で繋いで居るのです」

しのぶの話は音を聞くメカニズムから
脳の情報伝達に関わる話に変わって行って
宇髄にも分かり易い様に簡単に説明をして来る

「んで、胡蝶。そんな話してさ、
何が言いたい感じ?勿体ぶって来るじゃん」

「要するに、端的にお話をしますと。
微量の電気信号です。透真さんの血鬼術は
脳を誤作動する幻覚を起こす効果があります。
幻覚を起こす代表的な疾患には、
統合失調症…所謂、精神分裂病と言う方が
馴染みがあるかも知れませんが。
その病気が幻覚を起こす原因として、
そのシナプスの間隙のドーパミンが
過剰に分泌されていると
言うのが原因だと考えられています」

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※精神分裂病が統合失調症に名称変更されたのは
2002年の話です
時代を考慮すれば精神分裂病で書くべきですが、
名称変更の背景に配慮してこちらでは
統合失調症の名称を使います

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私があげはさんに渡した 
カナエ姉さんが遺した処方箋を元にして
調合したあの薬は
ベースは統合失調症に使う薬と同じで
その効果をより強力にした物


「私も私で出来る事を、依頼しているのですが
何せ、日が無いので、宇髄さんの方からも
それを聞き取って貰えたらと思いまして。
私のあくまで推測の話ですが、透真さんが
どこまでのそれを意識して操作できるのかが
私にもわかりませんが。ある事が可能ならば
彼の血鬼術は、私達が何人であろうが、
距離がいくら離れていようが。
一瞬で絶命させる術を
持っていると言う事になります」

「師範…それは、本当なのですか?」

そんな相手と戦おうとしているのかと
驚いた顔をしながらカナヲが問いかけて来て

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