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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第62章 結納編 朝



前に胡蝶から話には聞いていた
俺があの我妻とアイツとの決戦までに
して置けと言われた課題の様な物があったが

「その顔は、更に…追加でって事?」

「おかしいと思いませんか?宇髄さんは。
これだけの人数の柱を揃えられても、
あの人が余裕でいられる…その理由についてです。
恐らくですが、あちらには人数が何人でも
関係のない秘策があるのでしょう。
その秘策について…の私なりの
推測についてを今からお話しますね…」


上弦の鬼は 柱3人分

アイツは俺達を一人で相手にする

それが出来る秘策があるのだと


胡蝶が俺に言って来て


「音と言う物の本質は、音波と言う
波だと言う話は宇髄さんには説明は
要らないと思うのですが…。本来
音と言うのは鼓膜で聞いていると
一般的には…思われていますが。
それをもう少し詳しく話せば、
音の持つ振動が鼓膜を振動させる。
その振動は耳小骨(じしょうこつ)と呼ばれる
鼓膜と繋がっている
小さな3つの骨で増幅されるのです」

音が聞こえるしくみについてを
胡蝶が俺に説明をし始めて
誰よりも聴覚が優れている宇髄には
そんな事を説明されなくても
自分の耳で知っている話でしかない

「俺にそれを言ってどうな訳よ?」

「話は最後まで聞いて下さい。宇髄さん。
その耳小骨で増幅された振動は
カタツムリの様な形をした蝸牛(かぎゅう)で
電気信号に変換されるんです。
そして、蝸牛神経から大脳へと
その電気信号が伝えられて、
音として脳が認識をする。
ここまでが音を聞くと言う事のメカニズムです」

話がそこから見えずに
宇髄が腕組みをして聞いていたが
扇子を取り出してトントンとそれで
自分の肩を叩く

「例えば、こうして手を開きますよね?
そして、この手を握る」

しのぶが宇髄の前で自分の手を開いて
そしてその手をぎゅっと握って拳を作ると

その様子を何も言わずに
カナヲが静かに見守って居た





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