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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第62章 結納編 朝



「あっ、そうそう、忘れる所だったわ。
煉獄、コレ、お前にやるわ。
用意してたんだけど要らなそうだしな、
あげはに着せてみろよ」

そう言って風呂敷に包まれた何かを
杏寿郎の前に宇髄が持って来て

「それは、あげはちゃんが
うちに来る時の為に用意してた物なんですッ」

宇髄の言葉に付け足す様にして
そう須磨が言って来て

宇髄の手からそれを預かって
杏寿郎の元へとそれを運んで来て
手渡された包みを受け取った


「宇髄、ありがたく
頂戴したのはいいが。これは?」


あげはがうちに?と言う事は

宇髄の嫁になった時の為に
用意していた物?何だ?


「あんな素敵なおっぱいを隠すなんて
勿体ないのです。失礼なのであります」

「…もしやと思って尋ねるのだが、
宇髄この中身は…その、今、君の
奥方達が着て居る物と同じ物か?」


「ええ、天元様からはあげは様を
4人目の妻として迎えたいとのお話を
何度も私達も、お聞きしておりましたので。
あげは様をお迎えした際には、
そちら方もその…平等にと」

雛鶴が片側の頬を押さえながら
僅かに頬を染めて何かを思い出している様で
視線を床に落として熱い息をほぅっと漏らした

「雛鶴…、それは煉獄に言わなくていい話な?」

「でも須磨は、一緒がいいと言ったのです!」

「須磨、それも煉獄には言わなくていい話な?
あー、もう、須磨、
お前は喋んな。ややこしくなる」

「あら?そうでしたか。天元様。
私は煉獄様にこそ、
このお話の件はお伝えすべき話かと…。
天元様は、何度も申しておりましたでしょう?
あくまでも、あげは様がお望みなら
形だけの嫁として迎えたいとも、
お聞きしておりますが?」

そう更に雛鶴が宇髄が
あげははを嫁にしたいと言っていた事の
真意についての話をして来て

嫁にした後のあげはの事を
自分がどう扱うのかを宇髄なりに
考えてくれていたと言う事が窺い知れる

自分の嫁達は平等に扱うのが俺だからと
前に任務で一緒になった時に
嫁が多すぎると
指摘して宇髄が言って居た事だった




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