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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第62章 結納編 朝


「オイ、須磨。お前、
煉獄のおやっさんが困ってるだろ?
ベタベタ触ってんじゃねぇの、
須磨、お前。おやっさんの身体触り過ぎな」

そう須磨を戒める様に
宇髄が須磨に対して言うと

「えええっ、酷いですよぉ~、天元様ぁ。
こんな素晴らしいお身体をなさっているのに
誰にも触らせないで
余らせるだけだなんて、勿体ないのですぅ。
天の神様が許しても、須磨は許せません」

「いや、何でお前の許しが居るんだよ?
そこは、おやっさんの自由なの。
好きにさせてやれよ、な?」

「お父様は後妻さんを、
お娶りになれるのですか?」

ぐずぐずと鼻を鳴らしながら須磨が
じっと涙目で槇寿郎を見上げていて

「いや、そのつもりは…無いのだが」

「余ってるのも、勿体ないけど
後妻さんをお娶りになるのも嫌ですぅ」

「じゃあどうしたら、お前は満足な訳?須磨。
いや、もう、それこそ煉獄の
おやっさんが決める事だからな?
自分のモンみたいに、おやっさんの事を
言ってんじゃねぇの。
お前の許可とか要らねぇし。
あんま、バカな事ばっかり言ってねぇで
口ばっかじゃなくて、手ぇ動かす。わぁったか?」


あの須磨と言う名の宇髄の奥方は

あげはの事も狙ってる様だし

俺の父上も守備範囲内で

弟の千寿郎も守備範囲内と…


ストライクゾーンと広域のカバー力が凄いな…


とある意味 関心してしまって居たのだが



父上も男であるのは 男なので

そっちはあまり良くないかも知れないが

まぁ 度が過ぎると感じれば
父上もいなす事位は出来るだろうし

そっちは 良いとして…だ



千寿郎…は?千寿郎はどこだ?



あの雛鶴さんになら 

その辺りは 安心して任せても

須磨さんの様にはなったりは

しなさそうではあるが…


「肩にお力が入っておられますよ?千寿郎様。
千寿郎様は、身体をどうか楽になさって。
全てを私に委ねて頂けますか?
そう、楽に…してね?」


「すいませんっ、雛鶴さん。
あっ、あのっ、えっと…、これは
お手伝い頂かなくても、自分でもできます…ッ」



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