第61章 蜂蜜と房中術　　※Rー１８

杏寿郎の視覚からは

している　様にしか見えなくて


「んぁあっ、んぅ、はぁ、んっ、杏寿郎ッ。
杏寿郎…っ、んんっ、あんっ、ここも…ッ」


空いている左手で
杏寿郎の手を自分の乳房に導いて来るから

促されるままに　
あげはの腰の動きに合わせて


たゆたゆと　たわみながら揺れる
あげはの乳房を揉みつつ

自分の手の中の彼女の乳房が
たわむ感触が手の平の伝わって来るから

それもまた　艶めかしいと感じてしまって


「んっ、…はぁ、んんっ…あっ、ん」


長い髪を振り乱しながら

快楽にその表情を歪めながら

自らの快楽を求めるかの様に

腰を振る　その姿を下から眺めていると


吉原には数える程しか言った事は無いが

その時の記憶と　今の目の前の現実が重なって

この離れの部屋が　妓楼にでも居るかの様な


そんな錯覚を脳が起こして来る


もし　彼女が吉原に売られていて…等と
頭の隅が考えなくていい事を考えて来て

その考えを拭おうと



ギュッと瞼を閉じると

ヌメリのあるヒダが陰茎を包む感触に

意識が今度は集中してしまって


本当はしてるんじゃないか…と

そんな　勘違いをしてしまいそうになる


「はぁ、んっ、あぁんっ、あんっ…ッ」

「あげは…、
してるんじゃ…、無いんだよな？」


「ええ、杏寿郎のは…ここにありますが？」


自分の右手の中にあると
あげはが言って来て

キュっと手で杏寿郎の陰茎を握って来るから


「…っ、ぁ、…う゛ハァ、ハァ…」


ビクッと手の中で杏寿郎のモノが
跳ねる様にして動いて
手の中で質量を増して来るのが分かるから


確か…ある程度して　こうなって来たら


この握り方でなくて…


自分のお尻の間を蓋する様に添えて

動かす方を重視してもいいと聞いたから

自分がそうなって感じやすい様に


花芯を杏寿郎の恥骨にグリグリと
押し付けて擦り合わせれば


「あぁんっ、はぁ、んんっ、あぁん
杏寿郎も…一緒に…っ、ンぁあんッ」