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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第60章 気遣いと気遣い 後編



「あの、残りの蜂蜜もお召し上がり下さい。
口にする事にも、効果がある様でして。
朝のお顔を洗われる際にも、
そちらの石鹸の泡立てた泡に
蜂蜜を加えろとの事にありました」


もう あれだな

私 今日だけじゃなくて

今夜も 明日も蜂蜜臭いって事だな 


じっと一条の視線を感じて
一条の顔を見ると

「すっ、すいません。元々
お綺麗であられますが、その…今は」

「そうなんです、肌自体はすっぴんなんです。
施術の後は、要らない物は塗らない方がいいと」

「いえ、その…、素肌でその状態とは…。
流石、美顔術にありますね」

「あの、一条さん。もし良かったらなのですが」

そう言ってあげはが
小刀で蜂蜜の石鹸を切ると

「こんなに大きな石鹸、
私の全身洗っても余りますので、どうぞ」

「すっ、すいません、私とした事が
厚かましい申し出をしてしまいまして…」

あげはが向こうが用意した
蜂蜜のパックと呼ばれる物を

小指に取るとスンッと鼻を近付けて

ペロッとその味を確かめる


「ああっ、あげは様?」

「使い切りが前提のモノですし、
蜂蜜の美容効果を推すぐらいですから
余分な物は入ってなさそうに思ったので。
こちらは、蜂蜜と小麦粉を混ぜて
ヨーグルトを加えた物ですね。
一条さん、蜂蜜沢山ありますし。
丁度、明日の為に牛乳もあるのなら
作ってみませんか?コレと同じ物を」

そう言って 部屋にあった
大きな蜂蜜を抱えて
母屋の台所へと移動する


蜂蜜と卵と牛乳と小麦粉


「何やらカステラでも作れそうですね」

「メレンゲを作って頂いていいですか?
あ、でも蜂蜜に砂糖を加えれば
肌のごわつきを落とせると聞いた事があります。
確かにカステラが作れそうですね…この材料」

あげはが小麦粉を滑らかにするために
ふるいに掛けながら言うと

この前 蜜璃ちゃんに貰った本に
愛され女子の美肌の作り方の特集に

自分で作る パックとかの特集があった


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