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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第60章 気遣いと気遣い 後編



酒は殆ど 終盤に差し掛かっていて
杏寿郎がそのタイミングで
乾杯をしようと持ち掛けて来て


「ふん、付き合わんでもない」


トクトクと杏寿郎が
ぬるく浸けてあったが冷めてしまった


酒を槇寿郎のお猪口に注いで

チンっとそのお猪口とお猪口を当てて


「乾杯」「乾杯」


乾杯をすると 同時に干した


「悪くない…な」

「と、仰いますと?」


「自分の息子と飲む酒も、
悪く無い…と言う話だ。
杏寿郎、また、付き合え」


槇寿郎の言葉にふっとつい
自分の口元が緩んでしまうが

その顔を 槇寿郎に見られない様に

杏寿郎が空に浮かぶ月を見上げた



「旦那様、杏寿郎様。
お風呂のお支度整いました」


そう清水が申し訳なさそうにしながら
声を掛けて来て

「千寿郎坊ちゃんにも、
ここに来る前にお見掛け致しましたから、
お声を掛けております」


「そうか。
なら、風呂にするか、杏寿郎」

「え、はい。分かりました、父上」



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ーーー
ーー




3人がお風呂に入ってる間に

一条さんが離れの あげはの元に来て


さっきの 美顔術師が置いていた

入浴時にする ケアについての

説明をしてくれて


離れの机の上に

体を洗う為の凄い蜂蜜の匂いがしている

手作りの石鹸と

ボールに入った 白い粘土の様な物と

黄色い液体のボトルがあって


明日の朝に使用する

蜂蜜のパックも冷蔵庫で預かっていると

朝に牛乳を使って伸ばしてくれるらしい


「こちらの石鹸でお身体を洗って頂いて、
お顔と、お身体にこちらを塗り込んで
頂いて15分程放置して、洗い流すと。
その間に、髪にもこちらを。
蜂蜜とオリーブオイルを混合した物らしく
こちらで髪の方にも保湿をと…」

一条の話を聞いて居るだけで
お風呂の中が蜂蜜の匂いで凄そうだ

「蜂蜜の美容効果は凄いんですね。
昔から、滋養があるので、蜂蜜は
薬として扱われて来てましたが…
唇や、喉の荒れに効きますから」




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