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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第59章 気遣いと気遣い 前編



前に 美顔術は 銀座での任務の帰りに

しのぶちゃんとカナエちゃんに

美顔術をしに行こうと誘われて

海藻と泥を使った 

顔のマッサージなら受けた事があった


鬼殺に明け暮れて 

任務先で夜を明かすことも多いから

肌のお手入れも 女性として大切よと

カナエちゃんが言っていたっけ


骨折してからは 

夜は眠る生活をしてるので

いつもに比べると大分に

肌の調子はいい感じではあるが


ありがたく 
槇寿郎からのご好意を受け取る事にした


出張して按摩をしてくれるとか

そんな感じで 家で施術して貰えるんだと


でも せっかく 施術して貰っても

その後 お夕飯だから

また お化粧をし直す事になるから


ちょっと勿体ない気もするけど



離れの方に戻ると

美顔術師の女性が2人

あげはに頭を下げて来て


「それでは、今からお部屋の準備を
させて頂きますので」


そう言って 一人が

こちらで準備をと促して来て

離れの部屋の戸をガラッと開いた


ムワッと中から熱気が漏れて来て

室内は 真夏様な室温に

調整されているのだと


時期外れの火鉢が
室内に並んでいるのを見て気が付いた



「では、こちらのついたての奥で
お召し物を全てお脱ぎ頂いて」


え?脱ぐの?


クリームとかで汚れない様に?って事?


「やっ、あの、身体は結構…」

「全身でと、お依頼を受けておりますので」

「我々には守秘義務が御座いますので、
傷跡や彫り物ございましても、見えませんので」


身体の施術を断わろうとするが
両サイドから言いくるめられて


すごすごとついたての裏に入った

自分が着ている物を脱いで

全裸になると

ついたてに掛けてあった
薄い夜着を申し訳程度に羽織る


離れの一室の布団の上に

汚れるのが前提なのか

ビニールシートとその上に
分厚い大き目のバスタオルが敷かれていて
その頭元の辺りには
バスタオルを畳んだ枕も置かれていた


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