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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第58章 虎と虎


2人が炎の柱に包まれて


場を支配する程の


闘気がその炎の柱の中央の
身体の底から湧き上がるのを


自分の肌で感じる


足に意識を回して
雷の呼吸のエネルギーを足に蓄える


フゥウウウウ――――ウゥ

呼気と吸気で呼吸を切り替える


キィイイイン…金属音にも似た

音を立てて あげはの周囲を鏡が覆う



来る 


闘気が限界まで練り上げられて


満たされた感覚を感じ取った




「「  玖ノ型  煉獄っ!! 」」



千寿郎は何が起こってるのか
分からなかった


爆風にも似た熱風が辺りを包んで


轟音と 業火が轟き燃え盛る



そして しん…とした



静寂が 突然にその場を支配した



消えたのだ その音も炎も何もかもが



何も無かったかの 様にして消えた



忽然として



自分の身に何が起こったのか

とでも言いたげな顔をして


杏寿郎と槇寿郎が 立ち尽くしていて



その2人の間には



あげはの姿があった




「あげは。お前の仕業か?
お前、今、何をした?お前の
あの型で、まさか煉獄を
受け止めたとでも言うつもりか?」


その場で 
ふぅーーーっとあげはが息を付くと

へなへなとその場に崩れて座り込んだ


「いえ、流石に私でもお二人が
日輪刀で本気で魂を削って放った
煉獄であれば。私にはとても、
受け止める事は不可能にあります。
お手合わせに、幾段にも手加減のある
煉獄であったからこそにあります、槇寿郎様」

そう その場にへたり込んだままで
あげはが槇寿郎の問いかけに返事を返した

「あげは、さっきのは?
霹靂一閃と、鏡面の同時使用か?
あの時、見えたが、さっきの鏡面。
鏡の細分化で得た物による物だな?」

杏寿郎がさっきの手合いで
自分の目に映った物について
あげはに確認を取って来る


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