• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第57章 焦れる焦燥 ※Rー18



「んんっ、あのッ、杏寿郎…、
はぁ、もう少し…ばかりにッ、
はぁ、…んっ、ぁあんッ」

「もう少し…?どうなんだ?」


「その…、ゆっくり…んっ、して…ッ」

「ん?あげは。
それは難しい相談だな…、
俺はすぐにでも、あげは。
君が欲しいからな」


君が欲しいと言う言葉に
ざわざわと自分の心の中が騒がしくなる


「あげは…」


膝と膝の間に
杏寿郎が手を割り込ませて来て

太ももの内側を撫でつけられてしまって


「んんっ、なりません…、杏寿郎。
ここじゃ、なくて。あの、
せめて…、あちらに…ッ」


そうするのなら 布団の方へと
もう一度 杏寿郎に訴えかけてみるが

その 太ももを撫で上げて来る
彼の手が ついに
太ももを上り切ってしまって

ビクッとその先に触れられると
そう感じてしまって
あげはが身体を硬くさせて居ると

ちゅ…と
杏寿郎があげはのこめかみに
口付けを落として来て

「あげは…、あげはッ」

あちこちに触れる口付けが
それこそ雨の様に降り注いできて

その口付けの合間に名前を呼ばれて

これほどまでに 求められて
欲されているのだと言う現実に
自分の芯が熱を帯びて行くのが分かる



「あげは、口付けても…いいか?」



そう彼に問いかけられてしまって
ドキリと胸が大きく跳ねる


きっと 口付けたら

もう 止まれなくなるのは


杏寿郎自身が
一番感じていたのだろうから


今まで して来なかったのだろう


そして それを 口付けを 

してもいいかと尋ねて来て



「分かってるとは思うが、
そうしたら、あげは。俺は…、
もう、そのまま…、事が済むまで
止まれる自信がないが…。
それも、込みで聞いているつもりだ」


杏寿郎と口付け…



「あげは、君に口付けたい」


この口付けたいは

抱きたいと同じ意味でしか無くて


もっと深く 触れ合いたいと

感じたいと言う


彼の強い感情を見せつけて来る



「いいだろうか?」



/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp