第53章 期待の募る夜には…　R-１５

「全く。
今みたいな君は可愛いらしいが、
どうにも過ぎる様だな。あげは。
今日は、
予定があるんだ…すぐに出るだろう？」

そのまま　浴室に着くと
床の上に降ろされる

「あげは。君の身体を
汚してしまったのは、俺だからな。
俺が、責任を取って綺麗にしてやろう」

「いえっ、身体ぐらい
自分で洗えますのでッ、杏寿郎。
結構にあります、あっ、…んッ、ちょ…」

その杏寿郎の勢いに押し負けてしまって

彼に身体を洗われたのか
まさぐられたのか
愛撫されているのか　

良く分からなくなってしまって

「んっ、あっ、
…そこは…、ダメッ。そもそもに、
自分で…、洗えますしッ、
あんっ、洗いますからぁ
やぁ、んッ、…そこ…、はいけません…、
ダ…メにあります、杏寿郎？」

「ここも…、綺麗にするだろう？
俺は、洗っているだけだが…。
どうして、
そんな声が漏れるんだ。あげは」

その部分のヒダの間の部分まで
丁寧に泡を付けて洗われてしまって

指先が入口の部分の辺りに添えられて

「…ここも、洗うか？」

ブンブンとあげはが首を左右に振った

「んっ…、そこは…、杏寿郎。
石鹸は…ダメッにありますッ。
膣の内部には、自浄作用がありますからっ。
洗浄は不要にありますのでッ。
デーデルライン桿菌（かんきん）と言う
常在菌がおりまして…、兎に角、ソコは
洗わなくていいんです。石鹸で洗ってしまうと
デーデルライン桿菌まで、
洗い流してしまうので」

「だが…こうも、零れていると
その何とかと言う菌とやらも、
一緒に零れて行ってしまわないのか？」

蜜口の際の辺りを
綺麗にされている端から
ある場所だけキリがないと
嬉しそうに笑って指摘されてしまって

「もぅ！杏寿郎のバカッ！！
自分ですると
言ってるではありませんかっ！」

あまりの恥ずかしさに
居た堪れなくなってしまって

お湯を汲んで置いてあった
手桶をあげはが右手掴んで

その手桶のお湯を
バシャっと杏寿郎に向けてぶちまける