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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第53章 期待の募る夜には… R-15



「マズイ…な。
どうにも、明日…の夜は…、
手加減が…出来そうにないが?」

「んっ、やっ、ダメッです…、
明日は…しなっ、い…、からッ…」

「明日の夜にはそう出来ると
言ったのは、
君の方だろう?あげは。
俺の実家だから、
気を遣うのは分かるが。
夫婦になるんだから、何も遠慮しなくとも…」

カァッとあげはが自分の頬を
真っ赤にしてしまって
自分の両手で顔を覆うと

「…しかし…ッ、杏寿郎…、
その、漏れて…ンぁあっん、しまいますッ。
あんッ、はぁ、そのっ、声がッ、ぁあん」

「君のいい声を…聞かれせてしまうのは。
千寿郎の教育にも良くないだろうし、
父上には呆れ返られてしまうかも知れんな」

「んぁ、やんッ、だったら、
ん、んっ、明日の夜は…ッその、
しない…と言う…、方向で…
私の言った事は無かった事にッ…してッ、
ん、うんッ、ぁ、ンぁあっ」


グリっと蜜口に杏寿郎のを
押し付けられてしまって

彼のモノに自分の中を掻き回される

あの時の感覚を思い出してしまって
ギュウギュウと自分の中が疼くのを感じる


「あげは、君は…、
俺とそうしたくはないのか?」

「そんなのッ、私の方だって。
…そうしたいに決まって…、あっ」


ついつい勢いでそうしたいと言ってしまって

気が付いた時には遅かったんだけども



「そうか、なら…諦めてくれ。あげは。
俺は、君を抱きたいからな」



そう言って杏寿郎がにっと笑った



「なら、そうするのは。
明日の夜…に、…だな?あげは」

「ううっ、杏寿郎…、明日の夜は…ッ、
その、お許し…をっ、ふぁああぁんッ」



ーーー
ーー




そのまま もう一度行為の紛い事をして

片付けもせずに折り重なったままで
眠ってしまっていた様だった



重い…



自分に寄りかかって居る
彼の重みで あげはは目を醒ました


このままで寝てたら 

あちこち痛くなっちゃう…な


トントンと彼の背中を叩いて

眠っている杏寿郎を起こす




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