第53章 期待の募る夜には…　R-１５

胸の先を弄られてる訳じゃないのにッ
何なの？これ…　
こんなの知らないし…ッ

今までされた事…ない…し？


「はぁん、…あ、んっ、…あ、、
っん、んんッ、ふぁ、あっ」

当然　胸を執拗に弄られたら
先の部分がじりじりと
弄って欲しいと自己主張をする訳で

ツンと寝巻の上からも
その存在が分かる様になっている部分を
ギュッと手の平で押しながら
寝巻の上から円を描いて触れて来て

その部分だけでなくて　
その周囲と一緒に刺激される

直接的でもピンポイントでもない
もどかしい様なそんな刺激なのに

「んっ、…はぁ、んっ
ん…、あぁんっ、はぁ、あぅ、ぁんッ」

首筋に舌を這わされて
ギュッと今度は先だけを
寝巻の上から摘ままれてしまって

「ふああぁんッ、んッはぁ、
んんっ、ぁ、んっ、やぁあんッ」

「そんな声を出して置いて？
嫌……、なのか…？あげは」

摘ままれた先端を寝巻の上から
指先でこしこしと扱かれると

「んぁあっん、ひゃあんッ、んっ
あぁ、やぁ、ダメッ、ダメ…ッ」

先への刺激を焦らされた分
今度は感じすぎる程に身体が
杏寿郎の愛撫に反応してしまう

扱かれて　更にピンと先端が
寝巻の上からも自己主張していて

下から乳房を持ち上げながらも
中指の爪で下からカリカリと
硬くなった先を引っ掻いて来るから

「布越しにここを
こうされるのは、好きだったろう？」

「んっ、はぁ、あぁんッ、
んっ、うんッ、それっ…いい…ッ
んっ、あぁ、杏寿郎…ん、あぁんッ」

そうされるの　好き…凄い
胸の先の所　気持ちいい…から…ッ

気持ちいいけど…

でも　落ち着かなくなってくる

下がの方が
その　どうにも

落ち着かなくなってソワソワして来るから


「落ち着かない…か？あげは」

嬉しそうでいて　それでいて
少し困ったかの様に彼が問いかけて来て

「んっ、はぁ、杏寿郎…
んっ、でも…そっちは…」


まだ　触ったりしてもらう訳には…