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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第52章 蝶の悩みと晩御飯



かと言って そのまま 

勘違いしている 彼女に…


「その…、杏寿郎が
お嫌でなければ…の話なのですが。
また、杏寿郎の
お手伝いをさせて頂いても?」


あげはの口を付いて出た

お手伝いと言う単語に

前にされた 
そのお手伝いを思い出してしまって


「いや、君の手を煩わせるまでもない。
大丈夫だ、あげは。
まぁだが…、俺の方とて、
君のいい声を聞いてしまえば…。
そうしたくなってしまうのは、
しまうのだろうがな。
一方的にそうなる…と言う、
状況が不満なのだな?君は」

そう言う事じゃないのか?と
杏寿郎がこちらを見ながら
そう問いかけて来て

手伝いたいと言い出す理由を考えてみれば

自分だけがそうなるんじゃなくて

俺もそうなる必要がありそうだと

そんな考えに達したのだが…

「その、…変な言い方なのですが。
そうしてる…のに近い様な方法が、
何かあればいいのですが」


お互いがそうしてるのに
近い感覚が得られて

そうするのに近い感覚… か…


あると言えば…あるか


「君の方側は…、それには
物足りないかも知れんが
ない事も…ないぞ?あげは。
君の手を俺が煩わせる事なくに、
疑似的にそうする方法が。
とりあえず、家に帰ろう。
この話は濁しているとは言えど、
あまり外でするのは
俺も憚られるからな!!」


炎屋敷に戻ると

あげはは夕飯の仕上げをしに
台所へと向かった


やはり小田巻蒸しは
蒸したての温かい内に
杏寿郎に食べて貰いたかったから


「杏寿郎、お夕飯に致しましょうか?」

「ああ、あげは。
今日の夕飯の事なんだがな……」


その日の夕食は
あの賑やかな3人トリオが不在で
杏寿郎と2人だけだったから

その3人の分もと
勘定に入れて用意をしていたから

当然 幾ら杏寿郎が沢山食べるとは言えど
その分を見越しての量だったので


2人で食べるには多すぎる




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