• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第51章 喧嘩の後は…


「あ、そのお夕飯なのですが…、
今日のお夕飯はお台所の
担当の方にお手伝いをして頂いて、
私がご用意、させて頂いたんですよ」

あげはが夕飯を用意したと言って来て

杏寿郎がパチパチと目を瞬かせた


「君が…、夕餉を?用意したのか?」


そう言えば 先程
夕飯の仕上げをどうこうとか
言って居た…か

「え、ええ。明日、杏寿郎のお家に
お邪魔するのであればと、お菓子を
また用意したので
その、ついでの様な物です。
その…、私からの…今朝の事への、
お詫びみたいな感じですが。
時に杏寿郎は、
小田巻蒸しはお好きでありましたか?」


好きだとは 春日さんからは聞いたけど

一応の念を込めて 確認してみると


「小田巻…蒸し?何だそれは?」

「小田巻蒸しは、うどんが入ってる
茶わん蒸しですよ。杏寿郎」

あげはの説明を聞いて
杏寿郎の顔がぱぁっと明るくなる

「ああ!あれの事か、あれは美味いな!
食べ応えがあるし、何より美味い。
ん?俺はあげはに小田巻蒸し…とやらが
好きだと話した事があったか?」

記憶に無いと言いたげな杏寿郎の言葉に 
いいえとあげはが首を横に振る

「いえ、本当は、さつまいもを蒸したり
さつまいもでプリンを作るついでに
蒸し器出して貰ったんだったら。
茶わん蒸しを作ろうかと思い立ちまして。
春日さんにありますよ、私が茶わん蒸しを
作るのに足りない材料を依頼した際に
うどんをって提案して下さったのは」

「そうか!春日が
君にそれを言ったんだな。
ん?だったら、
どうして俺に確認したりしたんだ」

「何となくですよ。多分…
杏寿郎の口から…。
聞きたかっただけかも知れませんが。
あ、ちゃんと杏寿郎の好きな
さつまいもの味噌汁と、
さつまいものご飯ですよ。
ああ、今回は味噌汁の具は減らしたんですが。
その、ご飯の方はさつまいもだけじゃなくて
里芋も一緒に炊いてるのですが…」


さつまいもと里芋のご飯…と

杏寿郎がそれを脳内で想像してみる


ふふふと
あげはがこちらを見て笑っていて

「私は、さつまいもご飯よりも
里芋ご飯の方が好きなので。
合わせてみたんですけど。芋同士ですし。
それにどっちも美味しいですから」






ーーーーー
ーーー
ーー



/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp