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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第51章 喧嘩の後は…


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行きはよいよい

帰りは怖い


とは言うけれど


急に一人になってしまって


賑やかなお連れが居なくなると寂しい…



はぁーっとため息をあげはが付いて

いい歳をした大人が
何を考えてるんだろうか?


自分の手には 春日へのお土産へと
別にして包んで貰ったきな粉団子があって

他の使用人の人にもと
きな粉団子は数を多めにして貰った


後の団子は 任務へと向かった
あの2人に持たせたけど


「すいません、只今戻りました」


炎屋敷にあげはが戻ると

春日が玄関で出迎えてくれて

きな粉の団子を春日に託した


「おかえりなさいませ、あげは様。
ご安心下さい!あげは様っ。
間に合われておいでであられます、
まだ炎柱様はお戻りでは…」


ガラガラっとその時
玄関が開いた音がして
杏寿郎が戻って来て


「ただいま。今戻った。ん?出迎え…と
言う訳でもなさそうだな。春日…」


一足…かろうじて 杏寿郎よりも
先に戻っただけの様だった


「お、お帰りなさいませ。炎柱様」


杏寿郎の目には

春日の手にある
見慣れた包みがあるのが見えて

自分の手にも同じ包みがあって


自分の手の包みと
春日の手にある包みとを
杏寿郎が交互に見て見比べていた


「あの、すいませんっ炎柱様。
その、これにありますのは、
春日が鏡柱様に
ご無理をお願い致しまして…ッ」


「お、お帰り。
杏寿郎。あの、これはね?
ち、違うのッ、杏寿郎!
私はっ…いや、あの、…その
美味しいって評判のお団子屋さんが
あるとお聞き致しまして。
いつも、春日さんにはお世話に
なっておりましたから。その、
例の引き振袖の件のお礼をと思い…」


そうこちらに言い訳をして来る 
あげはは まだ履物を
履いたままだったので
出迎えと言う訳でもなさそうだ




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