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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第50章 団子屋事変


「別に…、何でもない。
折角だから皆で競争しないか?」

「ええ?もしかして走るの?
俺やだよぉ~、走るのしんどいもん」

炭治郎の提案に
善逸が不満そうに返してきて

前にも こんな風に
皆で競争しながら
目的地に向かった事あったなぁって

炭治郎はそんな事を思い返していた


「驚くぞ?煉獄さんから
凄く速く走れる方法を教わったんだ!」

「あん?俺等だって
あげるから教わったもんな?紋逸」

「じゃあ。俺、いっちばーん。お先に!」

「あ、待て!ズルいぞ?善逸」

そう言って善逸が
スタートの合図をする前に

一人で先に走り出して行ってしまって

「オイっ!追いかけるぞ!!
健太郎っ。待て。ズりぃぞ。お前っ」


その善逸を追いかける様に
伊之助も走り出してしまって

「あっ、ちょ、待ってくれ
伊之助っ。ああっ、もう、
仕方ないなぁ…」

トントンと自分が背負っている
木箱の中の禰豆子に
炭治郎が合図を送ると

「禰豆子ごめんな?ちょっと
揺れるかも知れないけど、
このままじゃあの2人にお兄ちゃん、
置いて行かれちゃうからな」

先に行ってしまった
善逸と伊之助を追うようにして 

炭治郎も走り出した


















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炭治郎が煉獄家を後にする

少し前…

縁側で杏寿郎と槇寿郎は話をしていた



「…と言う訳だ、
すまなかったな杏寿郎。
わざわざ、足を運んでもらった所で、
お前の知りたい事への手掛かりは
もう、どこを探しても存在せん」

「いえ、それは残念ではありますが。
そう言った事情でありましたら。
仕方のない事ですので。
俺は、俺に出来る事をするまでの事。
父上、お手間を取らせました。
お時間を、頂き感謝しております」

そう槇寿郎に対して
杏寿郎が礼の言葉を述べると
深く頭を下げた

ふぅーっと槇寿郎が小さく
息を吐くと 腕組みをしたままで
杏寿郎の方を見て来て


「随分と、杏寿郎。俺は…お前に
距離を取らせてしまって居たんだな」







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アンケートへの
ご協力ありがとうございました。
その結果を受けて、琥珀糖では
煉獄さんの空白の型は空白の
ままで行かせて頂きます。

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