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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第50章 団子屋事変


「そう言う事でしたら…、
ありがたく頂戴いたします。
あの…もう、こちらでは…、
うどんは…なさらないのですか?
あの時に、頂いたおうどん…、
とても優しい味で美味しかったので…」

そのあげはの言葉に
店の主人は驚いた様子だったが
はははと声を出して笑い始めて

「そうですかい、あの時のうどんの
味を憶えてて下すったんですかィ。
だったら…また、うどんも…
打ちたくなって来やしたぜ?」


未来の約束なんって
出来ない身の上…そうなのは知っていた


「その時は、またあの兄さんと
一緒に、うちに
うどん食べに来て下さいやせんかぃ?」


このお店のご主人も
善逸君がそれを言ってたのは

聞いて居たはずだ…それでも


いつかの未来の約束を
私に取り付けてくれようとしていて


「はい。…是非とも…、
杏寿郎さんと
一緒にお伺いします。その時は」


あげはがそう言って
店の主人に向けて笑顔を見せた

団子屋を後にして

そのまま 通って来た峠の道を戻っていると


善逸の肩に一羽の雀が降りて来て 停まった

チュン チュンチュチュンと
善逸に向かって その雀が一生懸命に鳴くと

「チュン太郎っ!お前、その手紙って
もしかして、また仕事ぉ~?ええ~ッ
俺、今日戻ったばっかりなんだよ?
どんだけ、ブラック企業なのよ?鬼殺隊ッ」

うこぎが任務を伝えに来て
そのまま 二人は任務へとまた

赴く事になったので


そのまま 団子は言っていた通りに
ふたりの持たせて置いた


うこぎこと チュン太郎の案内で

善逸と伊之助が鬼が出るらしい
場所へと移動していると


向こう側から
歩いて来る炭治郎の姿を見つけて


「あ、炭治郎だ!おーい、炭治郎。
お前、どうしたの?
煉獄さん家行ってたんじゃないの?」

「っと、誰かと思ったら。
善逸に伊之助じゃないか!
そっちこそ、どうなんだ。
任務から戻ってたのか?」

炭治郎がこちらに気付いて
そう言いながら近づいて来る



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