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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第50章 団子屋事変


「春日は、
そちらのお団子屋さんの
きな粉団子が好きなのですが。
有名なのはエビ団子ですね。
香ばしいエビの
香りが良いと、甘い物が苦手な
男性の方にも人気がありますよ」

「みたらし団子とか餡団子なら
どこの団子屋でもあるけど、
エビ団子…かぁ。
へぇ、甘くないお団子…ねぇ。
確かに、珍しいかも?」


あれ…何だろうな

エビのお団子…なんて 珍しいのに

私の脳内の記憶が何故か

どこからかその団子の味の記憶を

記憶の引き出しの中から
引っ張り出して来ようとしていて

その味を知っているはずなのに

どこで食べたのかを思い出せないままに居て

朧げにではあるのだが
口から鼻に抜けるエビの香りを思い出す


でもその曖昧で朧気な記憶も

その団子屋さんに行って
エビの団子を食べれば 

きっと似た様な味だろうから
その私の記憶がいつのどこの記憶なのか

思い出せる様な

そんな気もするから


「あげはさんも食べてみたい??
すっごい、美味しんからっ!
エビ団子。騙されたと思ってさ、
損させないからっ!!ねぇねぇ、
今から食べに行っちゃう??エビ団子」

「では、お土産は
きな粉のをお願い致します。
炎柱様がお戻りになられましたら、
お出かけの件、お伝えしておきますので」


そう言って春日に見送られて
2人と一緒にあげはは炎屋敷を出た

早駆けをして行こうと思ったんだけど

2人の走り方を見て

2人に全集中の呼吸を高めて行う
走り方の指導をした

善逸君は雷の呼吸をそれも一番脚を使う

壱ノ型を極めているのだから

基本的な走り方はマスターしてる

この走り方を応用すればもっと
早く霹靂一閃も繰り出せるようになるし


「さっきの話の続きなんだけどね、
今から行く団子屋さんの、めっちゃ
可愛い看板娘のいすゞちゃんがね?」

「そのいすゞちゃんって子がどうなの?」

「なんかさ、常連さんの話だとね。
煉獄さんに抱きついて、
熱烈な求婚してたらしいよ?」


杏寿郎に 求婚?
それも抱きついて?熱烈に??


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