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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第50章 団子屋事変



「団子屋さん?話?って何の話??」

あげはが話が読めないと言いたげに
善逸にそう言って訊ねると

「ああ、峠の街道沿いにある
小さな団子屋さんがあるんだけど。
エビ団子が美味しいって有名なんだけどね?
そこのお店ッ、でもね、
いすゞちゃんって評判の看板娘が居てさ」

「う?…うん、それが、どうかしたの?」

団子屋に評判のいい看板娘が
いるなんてどこにでもある話だけど

「そのいすゞちゃんって子がさぁ、
もう、めっちゃ可愛い子な訳よ?
んでね…、もう
目とか大きくてクリクリしててね?
ああ、でもやっぱり禰豆子ちゃんの
可憐さには敵わないよぉ~」

そう一人団子屋の看板娘である
いすゞの話をしては悶絶する善逸は
そのいすゞの話をしたいのか
それとも禰豆子ちゃんの話をしたいのか

あげははどうしたらいい物かと眺めて居ると


「団子っ!!オイっ、あげる!
お前暇なんだろ?
団子。一緒に食いに行こうぜ!!」

「団子?」


伊之助があげはに団子を食べに行こうと
そう突如提案して来て


「あっ、え?今から?
団子…食べに行くの?あそこまで?
ええ?いや、行くし、俺も行くからっ!!
いすゞちゃんに会いたいしっ。
今日行って
食べた所だけど、行きたいしっ!!」

「紋逸。お前は来なくていい。
ギャーギャーうるせぇし。
あげる、団子食いに行くぞ!!
あっこのエビの団子、
すんげぇ、うめぇんだぜ!!」


ってアレ?

エビ団子が美味しかったって
話だったっけ?

善逸君の話は 
そこの看板娘のいすゞって子が
可愛いって話だったよね?

善逸と伊之助の言いたい事が
噛み合ってないのは

気のせい…ではないよね?


「もしかして、継子様方。
そのエビ団子で有名な団子屋さんは、
渋谷の世田谷の間位の
所にあるお店にありますか?」

そう3人の会話に春日が入って来て

情報通の春日が知っている位だから
有名なお団子屋さんなのかもしれない



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