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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第50章 団子屋事変


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その頃 炎屋敷では


お昼ご飯を食べずに
午後まで寝てしまって居た
伊之助と善逸が目を醒まして
盛大に二人揃って空腹を訴えたので

使用人さんが用意してくれていた
昼食を温め直して
予め握って置いたおにぎりを2人に出した

「ええっ、おにぎりっ?
ねぇっ、もしかしてコレ?
あげはさんが?俺達のために?」

「うん、まぁ…ね。
おにぎりは握っただけ…だからね?」

「んぁ?あげるは食わねぇのかよ」

伊之助が両手におにぎりを
持ってそれを交互にかじりながら
あげはに尋ねて来た

「ああ、私?
私は、ふたりが寝てる間に、
お昼にしたから。おにぎりは
二人が全部食べてくれたらいいよ。
杏寿郎さんと炭治郎君は適当に
お昼は済ませて来るだろうしね。
まぁ、ついでではあったんだけど。
お昼ご飯よりも、先にお夕飯の
用意をしちゃったんだけどもね」

じぃーーと 善逸が
あげはの顔を見ていて


「どうかしたの?善逸君」


「あのさぁ、
もしかしてなんだけどさ。
あげはさん。今、煉獄さんと
喧嘩してたりするんじゃない?」

ドキッとその善逸の喧嘩と言う言葉に
あげはが反応してしまった


「うん…今朝、杏寿郎さんがここを
出る前にね…、ちょっとね。
ああ、でも心配要らないからっ。
もう私も、ちゃんと
杏寿郎さんが帰って来たら
謝ろうとって思ってるし…だから」

「へぇ~、それで、お詫びの印にって。
こんな時間から、もうお夕飯の
用意しちゃってるんだぁ?
あげはさんもさ、
結構、可愛らしい所あるよね」

ニヤニヤと善逸が笑って
こっちを見て居て
その笑顔がふっと含みのある笑みに
変わったのがあげはの目には映った

「ああ。
ちょっと、思い出したんだけど。
帰りにね、こいつと
団子屋に寄ったんだけど。
そこのお客さんから
こんな話。聞いちゃったんだよねぇ~」


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