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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第49章 日と炎と


「俺が、知っている事は
この程度の事だが…。
すまないな、竈門君。
君のそのヒノカミ神楽と
始まりの呼吸の因果関係を
知るまでには至らなくて。
こちらも力になれず、申し訳ない」

そう槇寿郎が申し訳なさそうに言って来て

「竈門少年、君には悪いが…。
俺はあげはに、君をあの目で
見るのを許可するつもりはない」

更に炭治郎に対して
杏寿郎がそう言って来て

杏寿郎自身もそれを知る 
手掛かりを あげはなら
得る事が出来るのだろうと
そう推測をしての上での言葉だった

「いっ、いえ、いいんです。煉獄さん。
煉獄さんが昨日仰っていた事は、
あげはさんのあの時の
様子を見ていたので、
俺もそう思いますから。
知りたいと言う気持ちが無いと言えば、
それは嘘になりますが。
あげはさんをその為に危険に
晒していい物ではありませんから」

「杏寿郎、今度は
お前が説明する番じゃないのか?
先程の竈門君が言っていた、
あげはの話。
始まりの呼吸についての事、
何故、あげははそこまで知っている?
どんな方法を使ってあげはは、
それを知るに至ったんだ?」

槇寿郎が杏寿郎の方に
鋭い視線を向けながら言って来て


「槇寿郎さん。
その事は、俺の方からご説明します。
あげはさんに見て貰ったんです、
俺のヒノカミ神楽を、あげはさんの
鏡の目を使って。
俺としては、そうする事で
あげはさんが
ヒノカミ神楽が使える様になれば、
きっと戦いで役に立つだろうとそう思って」


「あの、兄上?大丈夫…ですか?」

杏寿郎の様子がおかしかったのを
心配して千寿郎が声を掛けて


「あげは…は、君には話したんだな。
あの時に自分が何を見ていたのかを…。
いや、大体あげはの考えてる事は分かる。
あの時の俺が、あんな調子だったから。
それに、竈門少年。
君にそれが必要だと判断したから。
あげはは君にだけ話したんだろう」




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