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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第49章 日と炎と



自分で挨拶をしろと言って置いて
こっちが挨拶をしたらしたで 
自分は話の続きを始めるのかと

杏寿郎は思わずに居られなかったが

少々せっかちで 人の話を聞けない

俺のこの性分もそう思うと

この父親譲りなのかも知れない




それにしても 本当に
煉獄さんのお父さんと煉獄さんと
弟の千寿郎さん …そっくりだ


炭治郎は三つ揃った同じ顔を
順番に見ていて

と言うより 驚いたな

煉獄さんってお父さんの前では

普段の時と雰囲気も話し方も違うんだな…

違和感の様にも感じる

血の繋がった親子にしては

よそよそしい感じがしなくもない…けど

その原因が 先程千寿郎君から聞いた

あれが この違和感の原因…なのかな?

っと 今は考え事をしてる場合じゃない


話…聞かないと 全集中 全集中


「ひの…呼吸…?」


「そうだ。日の呼吸…。その別名は
始まりの呼吸と呼ばれている物だ」


そうか やはり

そうだったんだ…


ヒノカミ神楽は 日の呼吸…

そして その日の呼吸は…


始まりの呼吸とも呼ばれていて…


「始まりの呼吸…?
聞いた事のない呼吸だが。
父上、それは一体…」


そんな呼吸を聞いた事がないと
言いたげにして杏寿郎が漏らすと


「始まりの呼吸は、
一番初めの生まれた呼吸だ。
全ての呼吸が、
この始まりの呼吸の派生に過ぎん。
日の呼吸の、
神の御業の後追いにしか過ぎん…。
幾ら呼吸を極めようとも、
日の呼吸にはなれん」


全ての呼吸が 日の呼吸から

派生した呼吸…なのか…


「あげはさんが…、言ってました。
基本の5つの呼吸を合わせた物が
ヒノカミ神楽なんじゃないかって…。
俺はまだまだ未熟で、身体が
ヒノカミ神楽に付いて行けてない。
でも、その原因についても…。
ヒノカミ神楽の特性が
…その5つを
複合させているからじゃないかって…。」





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