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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第49章 日と炎と


「ただいま戻ったぞ。千寿郎。
竈門少年、紹介しよう!
彼は、俺の弟で名は千寿郎だ」

「初めまして、
僕は煉獄千寿郎と申します。
平素は兄がお世話になっております」

そう言って千寿郎が
炭治郎に深々と頭を下げて来て

「いえっ、そんなっ、
とんでもないです。
顔を上げて下さい、千寿郎さんッ。
俺が、煉獄さんの
お世話をなんてとんでもないっ。
俺が煉獄さんに稽古を付けて貰ってて、
世話になってる側ですからっ!!」

炭治郎がその千寿郎の頭を
慌ててあげさせて居て
思わずその2人のやり取りを見ていて
杏寿郎が噴き出してしまった

「ハッハハハハハッ。だが
俺は、何度か竈門少年。君の
世話になった覚えがあるがな!」

「笑いごとじゃないですって、
煉獄さんッ。あれは、俺が…
差し出がましい真似をしただけで…。
あ、えっと…千寿郎さん」

「はい、何でしょうか?炭治郎さん」

「千寿郎、竈門少年を
父上の所に案内をして貰いたいのだが…」

炭治郎と千寿郎のやり取りを
杏寿郎が遮る様にしてそう言って来て

「え?煉獄さんも…来てくれるんじゃ…」

「話は予め、父上にはしてあるからな。
俺は少し、話したい人が居るんだ。
気になる事の確認をしたくてな。
先に行っていてくれ、
俺も話を済ませたらすぐにそちらに合流しよう」

そう言ってスタスタと
歩いて行ってしまって屋敷の中に入って行った

2人その場に残されてしまって

相変わらず 煉獄さんは
煉獄さんと言うか


何とも煉獄さんらしい行動だと
炭治郎は感じながら
千寿郎と顔を見合わせた

「えっと…、とりあえず、どうぞ。
お上がりください。ああなると兄上は
その気になる事しか、見えない人ですし
考えられなくなってしまうので…」

「あははは、そうですね。
それはなんとなくですが、
俺にも分かります。
特にあげはさんが絡むとですよね?」




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