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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第47章 嵐、束の間の静けさのち嵐 前編



「すまない、待たせたか?竈門少年」

「いえ、待ってませんよ」


杏寿郎達が店を後にして

それと入れ替わりで

伊之助と善逸が団子屋を訪れていた


「どうしたんだよ?紋逸」

「ねぇねぇ、知ってる?
ここの団子屋さんの看板娘の
いすゞちゃんって、
めっちゃ可愛いって評判なんだよ。
ちょっと、寄って行こうよ、いいでしょ?」

「団子食えるのか?」

「分かったよ、エビ団子で有名だから
おごったげるから、伊之助も来るのッ」

そう言って善逸が乗り気でない
伊之助を引っ張って
団子屋の空いている席に腰を降ろした

「いらっしゃいませ、ご注文は?」

「わあああっ、いすゞちゃんっ。
今日も可愛すぎじゃない?
天使じゃない?…えっと、
エビ団子、2本づつでっ」

「はい、少々お待ちください」

「はぁー、見た?伊之助、あの子が
いすゞちゃん、もう目とかクリクリで
大きくて、お人形さんみたいだし。
ああ、でも禰豆子ちゃんの可憐さには
いすゞちゃんも敵わないかぁ~。
禰豆子ちゃんも可愛くて、美人だけど。
いすゞちゃんだって、負けてないよねぇ~」

そう言って善逸が
自分の両方の頬を押さえながら
うふふふと気持ち悪い笑い声を出していると


「ちょっと、そこの黄色い兄ちゃん。
お兄ちゃん達も、さっきの
兄ちゃん達と同じ格好してるけど?
鬼狩りさん…ってやつ?」


そう隣の席の常連客が
善逸達に向かって話しかけて来る


この服装で鬼狩りって事知ってる訳?

いや 不定詞…だったな

心当たりがあるって事?


さっきの兄ちゃん達って事は

ここの団子屋に 
別の鬼殺隊士が居たって事?


「え?あ、…ああ、鬼殺隊の事?
さっきも鬼殺隊の人が来てたの?」

「そうそう!やっぱ、
アンタらもさっきの、
兄ちゃん達のお仲間さんだったのか!
いやぁ、もうちょっと
早かったらいい物が見れたのにさぁ~。
残念だったな。アンタら。
兄ちゃん達と同じ学生服みたいなので、
黄色と赤の海老天みたいな頭した兄ちゃんと、
緑の市松模様の羽織の兄ちゃんがな…」

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