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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第47章 嵐、束の間の静けさのち嵐 前編



「煉獄さんは、
出来ない事を出来ないと
ハッキリと
言い切れてしまう所とかがです。
俺は…、そう言った意味でも
まだまだだなぁって」


「竈門少年!君は
勘違いしているんじゃないのか?」


杏寿郎が視線を前に向けたままで
そう炭治郎に問いかけて来て

「勘違いをしている…んですか?」

「出来ない事を恥じる必要はない。
出来ないと言う事を理解する事は、
即ち己を知ると言う事だ。
それを知った上で、
全てが出来る様になる
必要なんてない!少なくても
俺はそう…捉えているし考えているが?」

前に向けて来た視線を
杏寿郎がこちらに向けて来て

「え、でも…」


その言葉の真意が掴み切れずに
炭治郎が言葉を濁す


出来ない事を出来る様にするのが

修行とか鍛錬なんじゃないのかな?

全集中の常中だって

二段呼吸だって

出来ない を 出来る にして来たのに?



「俺にも出来ない事は、沢山ある。
出来ないからと言って、無理に
それをする必要もないだろう。
己を知った上で、己に必要な物を
伸ばし、それに必要となる物を習得する。
時間は有限だ、有効に使わねばな。
そればかりに全てを割く訳には行かんからな!」


「はい。煉獄さん!!」


自分に必要な物を伸ばす…

より 自分の戦い方に合わせた

能力を選択して伸ばして行くって事か


確かに 決戦まで時間が無いんだ


日は刻々と迫ってるんだ

残りの僅かな時間で 俺がすべきこと…


ヒノカミ神楽と水の呼吸…


俺に必要なのはこの二つを複合させる事


これが完璧に出来れば…ッ


ヒノカミ神楽を使った後の様にならずに

水の呼吸よりも長く それを使える様になる


「その為の手段は、あげはさんが
俺に教えてくれましたから」


あげはさんに教えてもらった

複合呼吸の方法

もっと もっと 使い込まないと…


「竈門少年!期待しているぞ?」

その杏寿郎の言葉に炭治郎が笑顔になって

「はい!俺、頑張りますっ!!」



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