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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第46章 蝶の憂いと私刑執行?


そう言って不死川の方に
手を伸ばして来たので
持っていた木刀を
不死川は杏寿郎に手渡した


「あの型は初見殺しだからな。
あげは。俺が受けよう!
あの水車を見せてやってくれ。
驚くぞ?不死川、竈門少年もな!」


そう杏寿郎が言ってニヤッと笑うと
鏡連水車を出して来いと言うので


「鏡連 水車ね…。それはいいけど」


ドンっと地面を蹴って
再び天高くあげはが飛び上がると


フゥウーーーウウッ
スゥウウウウッ


「水鏡の呼吸 鏡連 水車ッ!!」


あげはの木刀の先から
連凧の様に繋がった小さな鏡が


連なりながらも 伸びて行って


3メートル以上の長い水の刃へと変わって行く


「凄い、小さな鏡が幾つも連なって
長い一本の刀になってる…」

「どうなってやがんだァ?甘露寺の
日輪刀みてぇになってんじゃねぇかよ」



ギュルギュルと

上空で高速で回転しながら
巨大な水車が上空から迫って来る


スッと杏寿郎が木刀を構えて


「何だァ?あのデケェのはよォ」

「凄い、大きさも回転の速度も
普通の水車とは比べ物にならない…」


水で出来た巨大な回転ノコギリが

杏寿郎のすぐ元にまで迫って


カッと杏寿郎が その姿を
睨むようにして目を見開くと


「炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねりッ」


ガァアアンッ
衝撃にも似た音と風が起こって

盛炎のうねりで
起こした炎の盾が

水の回転する流れが強烈すぎて

ググググッと盛炎のうねりの
炎の渦を巻きこんで飲み込みつつも

押されているのを…感じる


「伍ノ型 炎虎ぉおおおおっ!!」


杏寿郎がその木刀を振りぬいて
振り切る事が出来ずに押し合いながら

自分の木刀に纏わせてた炎虎で
その水を押し返して行く


ぐっ…重い…な


前に受けた時よりも
回転の速度も威力も攻撃の範囲も増している

この型は受け損ねたら…只では済むまい…な

グググッと競り負けて
ザリッと杏寿郎の足元の砂利が動く音がして

ズズッ…と杏寿郎の足が
押されて行っているのが見えて


その技の威力は炭治郎にも分かったが


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