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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第46章 蝶の憂いと私刑執行?



「あげは…ちゃん?大丈夫?
具合が悪いのかしら?」


蜜璃の言葉にハッと我に返る

「ごめん、
ちょっとぼんやりしてたみたい。
まだ…生まれる所か
お腹の中にも居ないんだけど?
その辺りをね、
どうするの?って話だったから」

気が早いんじゃないかな?蜜璃ちゃん

「え、あ。やだっ、私ったら
気が早かったのね、恥ずかしいわ。
でも、きっと
すぐに恵まれると思うのよ?
ねぇ、知ってる。あげはちゃん。
赤ちゃん達ってね、雲の上から
どこのお母さんの赤ちゃんになるかって
決めて来るって話。
きっと、あげはちゃんと
煉獄さんの赤ちゃんになりたいって子が、
沢山いると思うから。大人気になりそうね。
行列になってるかも知れないわ」

そう言って ねっと蜜璃が
笑顔をこちらに向けていて

行列…? せめて数人なら

いくら何でも そんなに産めないと
内心思ってしまっていて

その蜜璃の表裏のない
笑顔を見ていると
そんな夢みたいな話が
本当の話であって欲しいと
そう思えるから不思議だ

「でも、選んで…貰えるかな?
私には、母親が居なかったし、
自分にちゃんと、
お母さんが出来るか心配だったりとか」

ふふふふと蜜璃が笑って

「きっと予約殺到してるんじゃないかしら?
誰も最初から、
完璧なお母さんじゃないもの。
赤ちゃんと一緒に、
お母さんも成長するんですって。
だから、最初は出来ないのも、
不安なのも辺り前の事だと思うの。
それにあげはちゃんなら
大丈夫よ。
沢山の妹ちゃん達のお姉ちゃんだもの。」

「お姉ちゃんって言っても、そこまで
小さい子の、ましてや
乳幼児の面倒を見た訳じゃ…ないし」


「お母さんの仕事と、
お姉ちゃんの仕事なんて
そんなに違わないもの。
私もお母さんが下の弟がお腹にいて、
調子が悪かった時にね。
弟と妹の面倒見てたのよ。
あげはちゃんなら大丈夫よ。
心配いらないわ」

「うん、だと良いんだけど…」

「でも、楽しみだわ、あげはちゃんと
煉獄さんの赤ちゃん。うふふっ♪」



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