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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第46章 蝶の憂いと私刑執行?


あげはの後ろには
姉であるカナエの遺した振袖が
干されているのがしのぶのは見えて

「あの振袖…、ちゃんと煉獄さんは
あげはさんにお伝え下さったのですね。
そしてあの振袖を、ああしてるって事は、
あげはさんはカナエ姉さんの意思を
継いで下さったと言う事。
当日を、楽しみにしています。
あげは姉さん。
今日は私がここに来たのは
他でもありません。
あげはさんにこれをやっぱり
お渡しして置こうかと思いまして」

見覚えのある薬の入った
紙袋を二つあげはに差し出して来て

お薬を入れる紙袋の中身が
前にしのぶが話して居た
お守りだと察した

「ねぇ、しのぶちゃんそれって…」

「ええ。そうです。前にあげはさんが
不要だと仰っておられたアレです。
こっちが界面活性剤の溶解性の錠剤で、
……こっちがホオズキと
ホウセンカとシャクヤク等を
配合した飲み薬です。あ、水銀は
入ってませんので、ご安心を」

「どこまで時代錯誤なのよ、って
そんな話をしに来たの?」


「いえ、ミフェプリストン…を
個人輸入されている方がおられたので。
それを裏のルートで手に入れたんですが。
きっと、あげはさんは要らないって
仰られますよね?きっと」

しのぶの言葉にあげはが
はぁーっとため息をついて

「ミフェプリストン…って、
まだ未承認の薬でしょ?日本では。
その段階になってたら、
意味が違うと思うんだけど?
法に触れるような事しないでよっ、
恐ろしい。界面活性剤なら
まだ貰わなくもないけど」

「あら、それは残念です。
流石に、私も
そんな危ない橋は渡りたくは
ないですよー。冗談です。
でしたらこれを、合わせて
お使いになられては如何です?
便利ですよ?
レンズに唾液乗せるだけですし。
痛みも副作用も伴いません。
これでしたら、あげはさんのその
命の選択の概念を妨げないのでは?」

















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ミフェプリストンの話でも

経口の妊娠中絶薬です。
手術を必要としない、
安全性の高い中絶法としてWHOは
推奨しているのですが、日本では
現在でも未認可の物になります。


未認可薬でありながら、これを
使用した物による犯罪事件も
起きているのが現状でして。

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