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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第46章 蝶の憂いと私刑執行?




しがらみ…


「しがらみ…ですか。
随分と、業の深い…しがらみですね。
煉獄さん。あげはさんを頼みます。
きっとそれは、煉獄さんにしか
出来ないと思いますので」

ぽんと杏寿郎の手が
しのぶの頭に乗せられて
予想していなかった出来事に
しのぶが目を丸くさせる

「れ、煉獄…さんっ?」

「だが、俺があげはと結婚すれば
胡蝶、君も俺の妹だからな!
胡蝶、顔に出ているぞ?
どうしたんだ?君らしくもない」

しのぶがプイっと顔を反らせて
スッと自分の手で
頭の上に乗せられていた
杏寿郎の手を払いのけた

「余計なお世話です」

コンコンと応接間のドアがノックされて

「どうした?何かあったのか?」

ガチャとドアが開くと
申し訳なさそうな顔をして
春日が顔を覗かせて来て

「すいません、炎柱様、胡蝶様。
不死川様がお出会いしたいと起こしでして」

「ああ、不死川にも出会いたいと
鴉を飛ばしていたからな。
そうか、不死川が来てくれたのか。
胡蝶、構わないか?
冨岡から聞いたとは思うのだが、
あの呼吸の話を、
不死川にもしようと思ってな」

「ああ、でしたら、
丁度良かったです。
あの呼吸を使用するのに
気を付けて頂きたい事が、ありますので」

「心拍数の事か?
あげはがそれを言っていたからな。
宇髄はその事を知っていた様だが。
胡蝶は君はそれを、
何時から知っていた?」

「大分前からですけど、でも
あげはさんはご自身でそれを
調整する手段を
習得なさってますからいいですが。
不死川さんが、
お使いになるならお伝えしておかないと」

胡蝶の口ぶりから
胡蝶は全部知っていた…と言う事か
冨岡には悪い事をしてしまったかも知れんな

「どうぞ、こちらです。不死川様」

「おう、すまねぇな。
邪魔すんぞ。煉獄。あ?何だ胡蝶まで
いやがんのかよ。煉獄、この前は
悪ぃ事しちまったなァ、任務が
立てこんじまってよ、で、何の用だァ?」




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