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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第46章 蝶の憂いと私刑執行?



「例え、安定期に入ったとしても、
それこそ、今まで通りの行為なんて
到底楽しめませんからね?
あげはさんからは
その辺りはお聞きにはなられましたか?」

「いや、その辺りのことを
詳しくあげはと、
話を詰めてまではないが…。
胡蝶の言う事は一理ある部分は、
俺も認めざるを得まい…」

「出来ない様にするだけの、
使用法ではないんですよ?これは」

そこから胡蝶に長々と
妊娠中の夫婦生活についての話を
こんこんと聞かされたのだが

「でも、これは妊娠中の行為には
あげはさんと、お子さんを
守る為に必要になる物ですから。
持っていらしたとしても、
無駄にはならないでしょう?
それに、時期をずらしたいなら
その数日だけご使用になられるとか、
調整なさったら如何です?」

「胡蝶、君はわざわざコレを渡しに、
屋敷に寄った訳ではあるまい?」

しのぶがティーカップを傾けて
紅茶を一口 
こくりと喉を鳴らして飲むと

「ええ、勿論ですよ。
これの話をしに
来ただけではありません。
これを私が用意したのは、
半分趣味みたいな物ですが。
私もそこまで、
暇ではありませんから。
ああ、この間の
お礼は受け取って頂けました?」

カチャとカップをテーブルに置いて
しのぶが視線を杏寿郎の方へ向けて来る

「この間の…ッ、アレの事か。
あれはその…、礼を言おう、胡蝶」

そう杏寿郎が歯切れを更に悪くしながら
声を潜めてしのぶに礼を言った

その杏寿郎の様子を見て
にんまりとしのぶが笑みを浮かべて

「そのご様子ですと、お気に召して
頂けたようで、安心しました」

「で、この話だけじゃないと…
胡蝶、君は言って居なかったか?」

トンとその海外製の敷島サックの
箱の横に自分の手をつくと


「話は変わるのですが、…本当に
私がしたかった方の、話をしますね。」


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