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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第46章 蝶の憂いと私刑執行?


その頃 杏寿郎は応接間で
しのぶと向かい合って座っていた


「すいません、煉獄さん。
この様な朝早くから、
お邪魔させて頂いてしまって。
申し訳ありません。
丁度、任務で出先で
お手紙を頂戴しましたので、
お返事をお送りする間もなく
直接こちらへ寄らせて頂きました。
直接お話する方が、
早いかと思いましたので…」

「そうか、任務の帰りに。
君も疲れているだろうのに、
それはすまなかったな。胡蝶。
工藤にタクシーか
馬車でも手配させよう。
ここから蝶屋敷まで、
身体を少しでも休めながら帰るといい。
そうはそうとして、
わざわざ出向いてくれたのは
結納の件での話があってと思ってるのだが…」


相変わらず
話の本題を急ぐ人ですね 煉獄さんは

でも そうでありながらも

私の事を気遣う言動…も見られて
これはあげはさんの影響でしょうか?


しのぶの視線が自分の顔に
向けられていると感じた
杏寿郎がしのぶに対して

「どうかしたか?胡蝶。
俺の顔に何か付いてるだろうか?」

「いえ、煉獄さんは今日も素敵ですよ。
早速、本題に入りましょう。
本来ならこちらがしなければ
ならない手配までして頂いて、
私達はお客さんの様な物ですから…。
それに、千城でしたら。
私も何度かお邪魔を致しましたが。
きっとお食事の方も期待できますから」

そう言ってしのぶが
自分の口元を押さえて
ふふふと笑った

「結納の事については、
むしろ、全てを任せきりで楽をさせて頂いて、
お礼を申し上げに参った次第にありますので」

そこまで しのぶが話して
紅茶をクイッと一口飲むと

「当日の移動の馬車まで、
ご手配して頂いてると
お聞きしておりますし。
そちらに関しましては、
それにもうちょっと私が準備してる
事がありまして。煉獄さんに
お願いしたくあるのですが。
私が、こちらにお邪魔したのは…
それと、もう一つ
お聞きをしておきたいなぁーと、
思って居る事についてです。
その辺りの、煉獄さんの
ご意向の確認をと思いまして…」



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