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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第45章 蝶の跡は月夜に舞う


いかにも蜜璃ちゃんらしい
励まし方だなぁっと思ってしまって

「うん、でも戦いもなんだけど…。
色んな事が気になっちゃってね。
このまま、鬼殺隊を続けるのかとか、
子供が出来たらどうするのかとか…。
彼の、お母様みたいな
母親になれるのかとか…ね」

「でもでも、
あげはちゃんにあげた
あの雑誌に、マリッジブルーについても
書いてあったけど。
大好きな人と、一緒になるんだもの。
確かに色んな事が
今ままで通りには行かなくなって、
大変な事も多いかも知れないけど…大丈夫よ」

ぐっと拳を力いっぱいに握りしめて
そう蜜璃が力説する

蜜璃ちゃんに相談して良かったかも
蜜璃ちゃんの
この持ち前の明るさとか見てると

悩んでた事も吹き飛んでいくみたい

「だって、あげはちゃんの隣には
頼りになる煉獄さんが
いつだって居てくれるんだもの。
煉獄さんの事、
もっともーっと頼っていいのよ?
男の人って頼りにされたい生き物だって、
どこかで読んだから!!」

その話のソースが今一つ
曖昧な所に不安を覚えるけど
蜜璃ちゃんらしいと言えば
蜜璃ちゃんらしい

杏寿郎にもっと頼る…か…

杏寿郎も もっと自分に
頼って欲しいって言ってたしな


「うん、ありがとう、
蜜璃ちゃん、そうしてみる」

「誰かの為に頑張りたいって思う事も、
強くなりたいって思う事も、これ以上に
素敵な事なんて無いわ。ねぇ。知ってる?
恋する女の子は、無敵なんだって」

凄い根拠のない話だけど
蜜璃ちゃんがそう言うと
鰯の頭も信心からじゃないけど

無敵になれそうな気が
ほんのちょっとして来て


ふふと自然に笑みが零れてしまっていた



恋する女の子は無敵…か



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