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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第44章 その琥珀糖の味は… ※R-15



止めるか?…このまま続けても…
そうなるには 刺激が物足りなさすぎるな

そんな考えが脳裏をよぎった

このままでは 果てる前に
 萎えそうだな…どうにも

自分の竿を握る手の力加減を変えたり

扱き上げる速度に緩急をつけてはみるが

どうにも釈然としない


自分で自分を慰めた経験がないから

と言うのもあるだろうが


要領を得なさすぎる…な これでは


不意に顔を上げると 視界が広がって

鏡台が再び視界に入って来て
それから文机の所にあげはが使っている
応急処置に使う道具が入ってる鞄が見えた

その鞄は往診用の物らしいが

そのファスナーが開いたままになっていて

中から何かを取り出した形跡があった

あげははあんな物を
何に使ったのだろうか?

それも鞄を出しっぱなしにして
その上ファスナーまで
開きっぱなしにしたままにして

よっぽど何か慌ててた
用事でもあったのだろか?

そう疑問に思うのと同時に



ある事を思い出した


そう言えば…

宇髄に貰った あの本に載ってた


あの方法なら… 


自分の手で扱くよりも

そうしてる時の感覚に近いのかも知れない


物は試し…とも言うしな


畳の上に落とした褌を締めなおすと

自分はこんな状態で
何をしているのかと思わなくもないが


あげはの身体の負担の事を考えれば

自分でも処理… は 
出来るに越した事はないだろうしな

そうあれやこれやと
言い訳を並べて これを正当化
しようとしている自分がいて
ふぅっと小さく杏寿郎は息を漏らした

あげはは普通の女性よりも

鬼殺隊でましてや柱なんだ
鬼殺隊の仕事の傍らで
看護の仕事もしていた位なのだから

体力的には数倍…あるのだろうが

普段からも あげはには

求めすぎだと 刀鍛冶の里に居た時から
苦言を漏らされて居たからな…


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