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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第44章 その琥珀糖の味は… ※R-15



それに正直…

この数日…そうしたい気分が
どうしようもない状態なのは
紛れもない事実であるし

いざ そうなった時に 

それこそ無遠慮に抱いてしまって

あげはに回数を 
もうちょっとどうにかしろと

こっぴどく文句を
言われそうな気しかしない…からな


そう自分に対する言い訳を並べて
自分が見苦しいと思いながらも

杏寿郎は鏡台の引き出しにあげはの
化粧水などと一緒に忍ばせてある

外観だけなら
化粧水の一種にしか見えない

胡蝶お手製の
粘り気のある液体の入った瓶と

あげはの往診鞄に入っていた
個包装になっていない

束になったままのガーゼの中から
ガーゼを一枚引き抜いた


勝手に失敬してしまって
怒られるだろうか?

一枚ぐらいなら…バレないだろうか


いや しかしだな

ガーゼなんて何に使ったの?
ってあげはに聞かれでもしたら…と

それがバレた時の
言い訳をあれこれと考えてしまっていて


その方法はひとりでしても
男が女みたいになってしまう…と言う
詐欺まがいの書き出しで書かれていたが

本当にそんな事があるのだろうか?


その方法と言うのは至ってシンプルだ


医療用のガーゼに
この粘り気のある液体を
ひたひたにしみ込ませて

湿らせたガーゼを広げて
先端の亀頭の部分を左右にそれで擦るだけ

ただ それだけ…それだけなのだ


実に シンプルで単純だが

気が狂うほどの快感が
これで得られるらしいが



半信半疑だった



「そんな事位で、信じがたいがな…」


でも まあ 自分の手で
扱いても埒が明かなそうだったので

きっと粘り気がある方が

そうしてる時の
感覚には近づきそうではあるしな

ドロッとした液体と瓶からガーゼに移して

本には洗面器に入れて 
ガーゼを浸せと書いてあったが
漬け込む必要もないだろうしな

ある程度
湿って居ればいいのだと思うのだが


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