天谷奴零に騙されたい【ヒプノシスマイク】【短編集】
第5章 碧棺左馬刻は優しい【甘々、シリアス】
男達に犯されそうになった時
後ろにいた男が殴られ倒れた
男1「アァ?誰だテメェ!!」
男2「ってーなぁ!」
男達はを話すことなく
殴った男に怒鳴りつける
??「おい、その女を離せ。嫌がってんだろ」
男1「はぁ?あ、もしかしてお兄さんも混ざりたい感じ?」
男2「でもこっちは殴られてんだっての!っらぁ!」
男2が殴りかかるが逆に倒されてしまった
その時に出た血だろうか
男の手は赤くなっていた
??「おい……いい加減にその汚ぇ手をどけろつってんだよ」
低い声で言い放つ
男1「ひっ、わ、悪かったよ!!」
男1はそう言ってを乱暴に放り
男2を引きずって立ち去った
??「お前、大丈夫だったか?」
『ひっ……あ、ご、ごめんな、さい』
体の震えが止まらない
体を抱き込むようにして謝ると
男は優しく頭を撫でてくれた
『っ……え?』
??「大丈夫だ、アイツらはじき捕まる。近くに警官がいるからな」
『あ、あなたは?』
??「あ?俺は碧棺左馬刻……警官ではねぇが、お前に手は出さねぇよ」
そう言いながらもずっと頭を撫でてくれている
その手に恐怖が薄らいでいく
『あ……助けてくれてありがとうございます。私はと言います』
左馬刻「あぁ、っと流石にその格好はマズイな」
シャツは無残に裂け
ブレザーは踏み荒らされたのかすごく汚れていた
左馬刻「おい、銃兎ー!さっさと捕まえてこっち来やがれ」
銃兎「はぁ、こっちは時間外労働だってのに、後でお前もぶち込むぞ!」
『あ、あの?』
左馬刻「少し待ってろ」
そう言って離れてしまう
1人になりまた恐怖が襲ってくる
左馬刻に撫でてもらった頭が急に冷えた気がして
また体を抱き込む、涙も出てきてしまった
銃兎「大丈夫ですか?……おい左馬刻、泣かせたのか」
左馬刻「あぁ?俺じゃねぇよ!……おい、大丈夫だっつったろ」
『う、うぅ、ひっく』
銃兎「相手は高校生だぞ、こんなことになったんだ、無理に決まってんだろ」
左馬刻「とりあえず俺の事務所に連れてくか?」
銃兎「まぁ、事情はどこで聞いてもいいしな。そっちの方が近いか」
銃兎は自分の上着をにかけてくれた
足が震えて立てないと訴えると
左馬刻がお姫様抱っこをしてきた
少し恥ずかしかったが、安心できた