天谷奴零に騙されたい【ヒプノシスマイク】【短編集】
第4章 観音坂独歩のネクタイ【裏】
男「何?お兄さん、この子は俺が先に目をつけた...」
独「俺の彼女です...さっさと手を離せよ警察呼ぶぞ」
『独歩!!』
男「ちっ、男連れかよ!さっさと言えよな」
男は言うなりさっさと行ってしまった
独「大丈夫だったか...?ごめん、来るの遅くなって」
『ううん、大丈夫!それよりも...さっきの独歩、凄くかっこよかった』
独「ん?あぁ...一二三に言われたんだ。は可愛いから、ナンパとかされるだろうから対処法を調べとけって」
『そっかぁ、ありがとう!』
独「荷物、今日は沢山買ったんだな」
さりげなく荷物を持ってくれる
あの男にされた時は嫌だったのに
独歩にはすんなりと渡す
『明日の朝ご飯もと思ったの』
独「そうか...久しぶりののご飯楽しみだ」
『えへへ!気合いいれてつくるからね!』
荷物を片手に持って、手を繋いで歩く2人は
カップルと言うよりも夫婦のように見えた
_______________
独「美味かった...ご馳走様」
『よかったぁ!あ、お風呂湧いてるからね』
夕飯のオムライスを食べ終えた後
お風呂に入ってもらおうとした時独歩が言った
独「今日は...一緒に入らないか?」
『え?』
独「い、嫌だったらいいんだ!1人ではいるし...いや、やっぱりなんでもない忘れてくれ!」
『あ、待って!......いいよ、一緒に入ろう?』
独「いいのか?その...」
『うん...私も一緒に入りたい』
独「わ、わかった。先に行ってるから、後から来てくれ」
そう言って独歩は風呂場に向かった
いくら天然だと言われていても
その意味がわからないほどでは無い
『私も欲張りになっちゃってるな...』
1ヶ月会えなかった事は
お互いをいい意味で抑えていたようだった