天谷奴零に騙されたい【ヒプノシスマイク】【短編集】
第4章 観音坂独歩のネクタイ【裏】
『楽しみだなぁ...♪』
友「あれ?なんか今日機嫌良さそうね?」
『うん!久々に彼氏と会えるんだぁ♪』
友「あーはいはい、よかったねー。あたしも彼氏欲しいわこのリア充めぇ!」
『わ、やめてよー!』
約1ヶ月ぶりに独歩っと会える
付き合って1年程になるが
お互い仕事も忙しく(主に独歩が)
どちらも気遣いしいなためLINEは少しで
電話もほとんどしない
友「それでよく別れないわよね、心配にならないの?」
『うーん、ちょっと寂しいけど...でも独歩に迷惑かけたくないから』
友「年上だからって気遣ってたら疲れるわよ?それにあんた天然なんだから、あっちのほうが心配してそうね」
『疲れないよ?それに私は天然じゃありませーん!』
彼女は気にしていないが
狙っている男は沢山いる
27歳にしては童顔で仕事はできるのにおっとりしていて
優しくて後輩思い
後輩にも先輩にも彼女は人気が高い
何よりスタイルが抜群だ
Eカップの形のいい胸に細い腰と手足
それに彼女自身は全く気がついていないが...
友「そろそろ定時でしょ?あとは代わりにやっておいてあげるから、化粧直ししっかりしてからいきな!」
『ありがとー!今度、いい人探しとくね!』
友「余計なお世話よ、ほら行った行った」
『はーい、お疲れ様でしたー!』
会社の人たちに挨拶をして定時に出た
独歩の方は大体残業だが
今日は早めに終わらせると連絡があった
急いで化粧直しをして
夕飯と明日の朝ご飯の材料を買う
わざわざ独歩が有給を取ってくれたのだ
"さすがに1ヶ月も会えないのは辛い"
と独歩から連絡があり
お互いに山場を超えたらと2日間有給をとった
独歩は一二三と暮らしているので
今日はの家にお泊まりに来る
ワクワクしながら待っていると男に声をかけられた
男「おねーさん!今1人?」
『?1人ですよ?』
男「荷物いっぱいだねぇ!届けてあげるからさ、家送ってあげるよ!」
『あ、大丈夫ですよー?この後...』
男「遠慮しなくていいって!重たいでしょー?」
男は無遠慮に荷物を持とうとしてくる
腰に手をまわされているが両手がふさがっている為振り解けない
男「さて、おうちはどの辺に...」
独「おい......」
独歩の低い声が聞こえた