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天谷奴零に騙されたい【ヒプノシスマイク】【短編集】

第3章 白膠木簓のスーツ【微エロ、嫉妬】


簓「そろそろか...」

約束の時間ピッタリに目的地に着いた
そこは落ち着いた雰囲気の居酒屋で
BARと言った方がいいくらいのお店だった

簓「(どこにおるんや?髪の長くてワンピース言うとったけど...)」

『あの〜?』

簓「!!」

『白膠木簓さんであってますか?』

簓「.........」

『え、あ...もしかして人違いでした!?』

簓「へ?あぁ、人違いやないで!白膠木簓さんでおうてます!」

一瞬時が止まったように感じた
直感なんてないと思っていたのに
恋に落ちる、と簓は悟った

『良かった...!あの、すみません。こんな事に巻き込んでしまって...』

簓「へ?」

『多分、今日はお父さんがお見合いとしてセッティングしたんだと思います...』

簓「まぁ、そうやろな。お父さん、アンタのこと偉い可愛がっとったからなぁ」

『東京から来たばかりで、悪い男に知り合う前にって...』

簓「確かに、アンタすぐ騙されそうやもんな!」

『そうなんです、騙されやすくって...って!ちょっと!』

簓「あっはは!すまんすまん!」

『もう...立ち話もなんですから、お店はいりましょうか』

簓「せやな!」

話してみて分かったが
彼女はとてもノリがいい
大阪人の血が入っているからか...
東京に住んでいたと言うがとても馴染んでいる

『今日は楽しかったです!また、ご飯行きたいです』

簓「おう!あ、せや!連絡先交換しよか」

その日はそこで別れた
だが簓は既に彼女に惚れてしまっていた
笑った顔も可愛くて自分より1つ年下だが
頭もそれなりに良くてノリも良くて
次はいつ誘おうかと悩んだ
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