第5章 体育
「よし、んじゃ授業始めるぞ。
もうみんな分かっていると思うが、今日は一流のお届け人の人に、教えてもらいながら授業やってくぞー。
んじゃ、軽く自己紹介を…。」
「はい、分かりました。」
お姉ちゃんはそう言うと、自己紹介を始めた。
「皆さん初めまして!星山結月と言います。あっ、宇宙は私の妹です。
今日は、よろしくお願いします。」
パチパチパチ…
「えっ!?星山さんのお姉さん?」
「なんか、全然似てないねー。」
(また言われてしまった。
そりゃあ、そうだよね。
私、お姉ちゃんとは全部正反対だから。)
「本当にあの人、お前の姉貴か?
ガサツなお前と違って、清楚なんだな。」
白井くんにも言われてしまった。
「むっ…」
(当たってるけど、ちょっとムカつく…。)