• テキストサイズ

おてんば少女が恋に落ちた

第1章 夢と憧れ


「おーい、星山。ぼーっとするな。」

コツンっ

「いたっ、…はーい。」

先生から軽く頭を叩かれた。
私が女だからか、手加減してくれた。


私はまた意識を集中させて、飛ぼうとする。

すると向こうでは、ほうきから降りた白井くんのまわりに、みんなが集まっていた。

「光(ひかる)~、お前スピード出し過ぎだってー。」

「先生、注意してたぞ。」

「え、そうなの…?分かんなかった。」


「白井くん、私にも飛び方教えて~!」

「あ、私も~!」

「いいよ。」


白井くんはすごいなぁ…。

いつもみんなの中心にいて、

何でもできるから、みんなから頼りにされて…。


(ちょっと、羨ましい…。)

私はそう思った。




そして、私は依然として飛べないまま、体育の授業は終わってしまった。

/ 67ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp