第6章 甘い罠◎
『んっ…んん…ん…』
激しい口付けに声が漏れる。
溢れ出た唾液を飲み込むことさえ許されず、全て口の端を伝って口外へと漏れ出てしまう。
傑さんの手は、私のボディラインを優しく撫で上げる。
気持ち良さのせいで、頭がぼんやりする。
『ぷはあっ』
口付けが終わったかと思うと、次は首筋から耳にかけて舐められる。
少しくすぐったい…ただ身体は正直で、気持ち良さのあまり震えてしまう。
『めちゃくちゃにしたい』
不意に傑さんが耳元で言う。
耳にぶつかる吐息の刺激で声が出てしまう。
『ああ…んっ…』
『泉智、ここが気持ち良いの?』
ーカリッー
耳を甘噛みされ、身体が反り返ってしまう。
ブラウスのボタンを全て外され、下着が露わになる。
"傑さんが見てる…"
そう考えるととてつもなく恥ずかしくなり、手で下着を隠そうとした。
すると、その手を抑えられてしまい、赤面しながら顔を背けてしまった。
『泉智…それ、そそられる……』
また耳元で吐息混じりに囁かれる。
私の身体はピクンと反応する。
ーちゅっ…ちゅっ…ー
傑さんは首筋から乳房へとキスを落としていく。
かと思いきや、舌で舐める。
私の身体は欲望に忠実で、秘部から子宮にかけて疼いていた。
いとも簡単にブラが外され、蕾が露わになる。
『顔に似合わず、本当にいやらしい身体だね』
傑さんはニヤリと笑いながらそう言うと、蕾をペロリと舐める。
舌と蕾は透明の唾液の糸で繋がっていた。
『ああん!!』
暫く焦らされていたせいか、大きく反応してしまう。
『これ、邪魔だから取っちゃおうか』
ブラウスを脱がされ、ブラも取られてしまい、私の上半身は一糸纏わぬ姿となった。
両胸を寄せたかと思うと、両方の蕾を一気に舌で舐め上げ、そして吸う。
ピチャピチャチュウチュウと音が響き渡る。
『あぁん…んっん…すぐるさぁん…きもちい…』
『ここが好きなんだね?』
そう微笑みながら言うと、より激しく蕾を弄られる。
『ダッ…ダメェ…あぁん!』
気持ち良さのあまり、身体が反り返り、身震いした。
今までに感じた事のない快楽に恐怖すら覚える。
『ここでイくなんて、泉智は淫乱だね。
じゃあ、もっと気持ち良くしてあげるから…ね?』