• テキストサイズ

【呪術廻戦】恋は呪へと散りぬるを《更新休止中》

第6章 甘い罠◎




俺は東堂と特級を追い込んだ。
最後は五条先生がどうにかしてくれたけど…多分あいつは死んでねぇな…

『後ちょっとだったのになぁ』

『次こそ撃破してやろう、ブラザー』

『応!』

そんな話をしながら東堂と校舎に戻ろうとした時、森の中で誰かが倒れているのが見えた。


『あれ…?あそこ、誰か倒れてねぇか?』



『・・・!!!吉本?!』
呼んでも応答がない。


頬にあざや傷が複数あり、口の端からは白濁液が流れ、唇からは出血していた。
ブラウスは破られ下着が見えていた。
スカートは履いていたが…無数の白い液体が付着していた。
そして、そこに立ち込める男特有の臭い・・・


交流会前の吉本とは全くの別人がそこにいた。




『こっ…これって……』
血の気が引いて行くのが分かった。

『吉本!吉本!!!』
俺は意識のない吉本を抱き締め、何度も名前を呼んだ。

『ブラザー、とりあえずジャケットをかけてやれ』
取り乱した俺を落ち着かせるように東堂が言う。
俺は自身のジャケットを脱ぎ、横たわる吉本にかけた。


『誰がこんなことを・・・』

『とりあえず医務室まで連れて行くぞ。
犯人探しはその後だブラザー』



東堂が吉本を持ち上げ、2人で医務室へと走った。


/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp