第6章 甘い罠◎
…あれ?ここはどこだろう…
私は1人、森の中にある大きな木の下で横になっていた。
さっきいた男はもういない。
『大丈夫か?』
そう言って誰かが手を差し伸べてくれる。
『・・・めぐみ…君?』
ずっと恵君に会いたかった。
ありがとうと伝えたかった。
そうか、さっきのはただの不気味な夢だったんだ。
『恵君…ありがとう。
いつも私のこと助けてくれ…』
ーバシッー
『起きて〜?
抵抗してくんないとつまんないじゃん!
泉智の嫌がる顔がたまんないんだよねっ』
私は男の手によって現実へと引き戻された。
そこに恵君の姿はない。
『恵君・・・会いたいよ…』
夢と現実の差に耐えられなくなり、思わず声に出てしまった。
ードカッー
肩に激痛が走る。男に蹴られたようだ。
『俺とエッチしてるんだから、男の名前出すのはダメでしょ?』
『ねえねえ、泉智のここ、舐めていい?』
男は私の秘部を指差す。
『やめて!!本当に…嫌だ…』
痛みと悔しさで涙が止まらない。
手足さえ動けば…
ちゅぱちゅぱ…ぴちゃ…
男は私の秘部に舌を這わせる。
『ねえ?エッチな音、聞こえる?』
くちゅくちゅ…
気持ち悪い…
やめて…
『まだ欲しいの?仕方ないなぁ〜』
男はそう言うと、私の秘部の中に舌を入れる。
吸ったり舐めたり、私の秘部を執拗なまでに犯す…
"手足は動かないのに意識はいつになくハッキリしてる。
まさか、これは…男の術式…?"
『んんっやっ…』
声が漏れてしまう。
気持ち悪いのに、身体が反応してしまうーー
『ひやぁっ』
今まで以上に大きな快楽を感じる。
『泉智のここ、おれのゆび、にほんもくわえてるよぉ』
男は私の秘部を舐めながら、指を挿入していた。
ズブズブ…ぬぷ…くちゅくちゅくちゅ…
『んっんっんっあぁ』
幾度となく快楽の波が押し寄せて来る。
これが痛みならば、声を我慢できたのだろうか…
自身の気持ちとは裏腹に、私の秘部はいやらしい音を立てる。
『も〜そんなエッチな声出すから、俺のここまた大きくなってきちゃったじゃ〜ん!
ねえ泉智、もっといいことしよっか?』