第6章 甘い罠◎
『♂◎◻︎♪※…!!!』
『ふふっ、照れてる。本当に泉智ちゃんは可愛いね。
じゃあまた』
『あっそれと…
学校の前でお荷物だ〜なんて言ってたけど、私にとって君は必要不可欠な人、だからね』
傑さんはニコッと首を傾げ、手を振り去って行った。
『・・・ありがとうございます…』
"キス…された…"
私はしばらくその場に佇み、頬をつねり夢じゃないか確認した。
『痛い…から夢じゃないんだ…』
"しかも、必要不可欠な存在って何?!意味深過ぎない?!?!"
・・・あっ!!!そうだ!!!
私めちゃくちゃ道草してたけど、お遣い頼まれてたのすっかり忘れてた!!!
急がなきゃ…!
『夏油はさ〜あの猿が好きなの?』
『まさか。馬鹿げた事言わないでくれ真人。
あの子は私の駒なんだよ』
『駒?』
『呪符使いはいつの時代も厄介だからね。
私の支配下に置いておきたいんだよ』
『殺せばいいじゃん』
『殺してどうにかなるもんじゃない。
呪符使いは敵だと厄介だが、味方に付けると好都合。
まだまだレベルには達していないようだが、いずれ封印も出来る様になるだろう。
しかも、あの子は宿儺のお気に入りと聞いているし、五条悟も相当入れ込んでるみたいだからね。
10月31日渋谷、あの子は確実に使えるんだよ』
『ふ〜ん、おもしろい』
『それと重面、姉妹校交流会の時に、もし身動き取れなくなってる女がいたら、それ、犯っちゃっていいからね』
『わ〜!それは楽しみだぁ。
その子は可愛いのぉ?』
『ああ、上の上だよ。
手加減しなくて良いからね
・・・そしたら白馬に乗った王子様の登場さ』
『夏油が考える事は逐一怖いよ』
『ハハハハ』