第5章 秘密◎
泉智のショーツの上から秘部に触れる。
驚くほど秘部は濡れていた…
『そんなに俺が欲しいのか?』
ショーツを脱がせ、直接触れる。
指を離すと、秘部と指に銀色の糸が繋がり、離さないでと言っているようだ。
人差し指と中指を挿れた。
ぐじゅぐじゅ…ずぶ…
いやらしい音を立て、泉智の秘部は俺の指を咥え込む。
激しく抜き差ししたり、中で不規則な動きをする。
泉智の愛液が滴り落ちる…
ぐちゅぐちゅ…ちゅぷ…
俺は感触だけでなく、視覚と聴覚からの刺激も受け興奮が止まらない。
泉智は依然寝たままだが、快楽のせいなのか眉間に皺を寄せている。
『なあ泉智…どうする?
もうやる事1つしか残ってないんだけど…
いいよな?だって…』
『ごめん…なさ…い』
『?!』
突然、寝ているはずの泉智が話し出した。
・・・夢でも見てるのか?
『お前、夢でも謝ってるのか』
俺は我に帰り、少し笑ってしまった。
泉智はいつも控えめで、悪くなくても謝ってしまうような奴だ。
だが、仲間のピンチになると必ず最前線にいる。自分が盾になるような奴だ。
自分の命を投げ打ってでも仲間を守る奴だ。
・・・そうか、今回の件も虎杖を想ってのこと…
俺はなんてことを・・・
分かってる、分かってるんだ。
お前は悪い嘘をつく奴ではないと…
悪い嘘をついているのは俺の方だ。
『俺がお前を必ず守る』
…これは建前だ。
俺に何でも言って欲しいのは、俺以外の誰かと秘密を抱えて欲しくない、それが本音だ。
俺はお前の全てを知っておきたい。
紛れもなく俺の束縛…嫉妬…
ずっと自分を誤魔化してきたが、今ならはっきりと分かる。
『俺はお前が好きだ…』
泉智の身なりを整え、髪を撫でる。
『泉智、悪かった…
お前の気持ち何も考えてなかった……
早く戻って来てくれ』
そう言って唇が触れるだけのキスを落とす。
それから泉智が目を覚ましたのは3日後…
俺は3日間、毎日泉智の元に通い、独りにさせまいと隣に寄り添い続けた。
それでも抱えてしまった秘密は消えることはない。