第5章 秘密◎
そう言うと、宿儺は自身の欲望の塊を取り出す。
見たことのないモノを目の当たりにし、恐怖でいっぱいになった。
宿儺は大きくなった欲望の塊を私の胸で挟み、腰を動かす。
『使えるモノは使わねえとなあ』
しばらく動かされていると、宿儺の顔に余裕がなくなってきたーー
『おい小娘、口を開けろ』
そう言うと、私の口に詰めていたハンカチを乱暴に抜き取った。
私は本能的に"開けてはいけない"と思い、顔を横に振る。
宿儺は容赦なく私の頬を掴み、口に欲望の塊を無理矢理ねじ込もうとした。
私はこれでもかという力を振り絞り、口を固く閉ざす。
すると、宿儺は私の鼻をつまみ、呼吸を止める。
『うっ…ぷはっ』
息が出来ず開いてしまった口に、すかさず入れられた塊…
『うっ…んん…やめ…て…んんっ』
宿儺は腰を振り始めた。
『ほら頑張れ頑張れ』
じゅぽっじゅぽっ…ぐちゅぐちゅ…じゅるじゅる…
いやらしい音が部屋中響き渡る。
宿儺のそこは、先程より膨らみが増している。
"息ができない…気持ち悪い…離して…"
私は足をバタつかせるが、宿儺は動く気配すらない。
意識が遠くなる。
"恵君助けて…"
きっと彼なら、私の声を聞いてすぐに駆けつけてくれる…
でも…宿儺に何かされたら…
ダメだ…彼を巻き込んじゃいけない…
私は喉元まで出た言葉を飲み込んだ。