• テキストサイズ

【呪術廻戦】恋は呪へと散りぬるを《更新休止中》

第5章 秘密◎




待ちに待った夕飯の時間。
みんなでワイワイ話が出来るこの時間が、私は地味に好きだったりする。

 
突然釘崎さんが神妙な面持ちで話す。
『虎杖ってさ、もう宿儺出て来ないの?』

『んーたまに出て来る!ここがさ、パカッと開いて喋んのよ
まあでも乗っ取られたのは前の1回だけだね!』

『ふ〜ん…
乗っ取られた時って見た目どんな感じなの?伏黒と泉智は知ってんでしょ?』

私は宿儺とのキスを思い出し、少し恥ずかしくなる。


『刺青が出てくる。
教養なんてまるでねぇ感じだな。あ、それは虎杖もか』

『おい伏黒!お前今サラッと酷い事言ったろ!!』

恵君の答えに虎杖君がすかさず突っ込む。




『ねえ泉智、宿儺ってそっちの腕はどうなの?』



『ぶーーーー!!!』
私、恵君、虎杖君で一斉にお茶を吹き出してしまった。


『おい釘崎!お前デリカシーなさ過ぎだろ!!!』

『だって気になるじゃん!呪いの王でしょ?!
別に聞くのはタダじゃん!』

『おっ覚えてないや…』
私はこれでもかというぐらいの苦笑いで答えてしまった。




夕飯を食べ終えた私たちは、自分たちの部屋へと戻る。

すると
『吉本〜〜!』
虎杖君に部屋の前で呼び止められた。



『さっきは釘崎の質問で嫌な想いさせちまって悪かったな。
あいつも悪意はないと思うから許してやってくれ』

『ううん!全然そんな事ないの!
全く嫌な想いもしてないし、逆に答えが変になっちゃってごめんね…』


『ありがと!
宿儺のこととか色々あったけどさ、吉本は大切な仲間だし、俺強くなって守れるようにするから!
お互い頑張って頑張って、強くなろうな!』


『そうだね!
私ももっともっと頑張って、みんなを守れるぐらい強くなるよ!
・・・まだまだかかりそうだけどね』
私が少し笑いながら言うと、虎杖君は私の頭をクシャクシャした。


『おやすみ!』

『おやすみなさい。』

素敵な仲間を持てたことに嬉しくなり、私の心はポカポカと暖かくなった。
少し笑いながら、私は部屋へと戻った。




/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp