第4章 仲間
1年生が集まり、五条先生は東京観光で六本木に連れて行ってくれると言ったのに…
『『いますね、呪い』』
そこは霊園と廃ビルのダブルパンチで呪いが発生した建物だった。
虎杖君は呪いについて詳しく知らないから、先生に説明を受け、そして宿儺の指を飲み込んだことを釘崎さんに話している。
『きっしょ!!ありえない!!
衛生観念キモすぎ!!!』
・・・まあそうなるよね。
確かに私もあれを飲めって言われても出来ないもんなあ…
そして、五条先生は虎杖君と釘崎さんに実地試験を与えた。
私は2人の付き添いで同行する。
"私必要なのかなこれ…"
『俺も行きますよ』
恵君は同行を希望してくれたけど、五条先生にも考えがあるようだった。
私は虎杖君と釘崎さんが言い合っている隣で、2人の様子を見守りつつ辺りを警戒していた。
"・・・もしもの時は私もやらなきゃね。
練習の成果が出せますように。"
虎杖君、釘崎さんが二手に分かれるということで、私は虎杖君の後ろに付いて行くことにした。
"宿儺のこともあるし、虎杖君はまだ実戦慣れてないからこっちだよね"
すると虎杖君に話しかけられる。
『吉本って何で呪術師になったの?』
『私?!
うーん、私は…現実を変えたかったのと、助けてくれた人に恩返しがしたいからかな?』
『・・・ふ〜ん、そうなんだ!
変えたいほどの現実ってどんなだったの?』
虎杖君が質問をしてくれた時、呪霊が現れた。