第3章 宿儺◎
『ここが泉智の部屋ね。
隣は恵だから、何か不安な事とか心配事があれば遠慮なく行っちゃっていいからっ!』
五条先生にかかれば、プライバシーなんてあるようでない同然なんだろうな・・・
『ありがとうございます。とても心強いです!』
『とりあえずそんなもんかな〜??
あ、それとこれから毎日僕と恵と泉智で呪術の練習するからっ!よく寝てよく食べて練習に備えてねっ
じゃっ、また明日〜!!!』
『ご丁寧にありがとうございました!!!』
私は深々と頭を下げる。
ここが今日から私の部屋か…
広いし綺麗だし、問題なさそう。
これから小言を言われることも、疎ましがられることも、出て行けと言われることもなくなる。
"頑張ろう私!"
私は窓を開け、大きく伸びをした。